みっちーの映画日記

私が観た映画の備忘録です!

「テルマ」の感想:ホラーであり、人間ドラマでもある見応えのある作品である

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テルマ(2017)

監督:ヨアキム・トリアー

出演:エイリ・ハーボー、カヤ・ウィルキンス

満足度:☆☆☆☆★(☆4つ)

北欧のホラー。ただしホラーと言っても主人公のテルマが著しく化け物じみたモンスターというわけではない。通常の人間ではあり得ない能力を持っているのだが、それを使って何かするというよりは、テルマ自身の人間ドラマと言った感じのストーリーだった。

 

 

今回はヒューマントラストシネマ有楽町で

 

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都内ではここと、恵比寿ガーデンシネマで上映されていたが、この日がヒューマントラストシネマで上映する最終日だった。駆け込みセーフだ。

 

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本日の最終上映。ポスターのテルマは全然かわいくないが、作品内のテルマはもっとかわいらしい。

 

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座席はF列の12番。この座席の前は通路なのでゆったりとしている。そして12番は中央。スクリーンはこんな感じに見える。 ごくまれに、前の列の人の頭がスクリーンにかぶることがあるが、時間が経つと解消されることが多い。

 

 

テルマ」のあらすじ

 

舞台はノルウェー。主人公はテルマという女性。

 

彼女はオスロの大学に通うために一人暮らしを始めた。厳格な両親のもとで育ったテルマにとって、新鮮なことばかりだったが、毎日のように両親がから電話がかかってくる過保護な暮らしだった。

 

ある日、テルマは原因不明の発作に襲われた。救急車で運ばれて病院で診察を受けたものの、やはり原因はわからず不安でたまらなかった。

 

そんなとき、テルマを助けてくれたアンニャと親しくなっていく。

 

それからというもの、テルマに変化がおきた。アンニャと親しくなるにつれて今までしたことのなかった飲酒や喫煙を行ったのだ。

 

また、アンニャと口づけもかわし、恋に落ちてしまった。

 

その後も原因不明の発作が起きるテルマは、検査入院することにしたのだが、そこで自分が幼い頃の記憶が欠けていることに気づく。さらに、死んだと聞かされていた祖母が実は生きていることも発覚する。

 

その頃、テルマの周囲にも不可解なことがたびたび起きていた。

 

いったい、テルマは何者なのか。どんな能力があるというのか。その後、彼女は両親から自分自身の秘密を聞かされるのであった。

 

 

感想:ホラーというよりテルマを取り巻く人間ドラマだった

 

作品を観ている間、静かなドキドキが続いた。

 

この作品、ホラーど真ん中という性質のものではない。確かにテルマには不思議な能力があるのだが、この作品はそこが中心というわけでもない。

 

テルマ自身の心の問題、テルマと両親の関係、そしてアンニャとテルマの恋愛についての人間模様が描かれたドラマだったのだ。

 

そこに、いろんなホラー要素が混じっているといった感じだ。

 

この映画は、テルマが幼い頃、父親にライフルで殺されそうになるところから始まる。テルマの危ない能力に危機感を持った父親が、娘を殺そうとして殺せなかったというシーンだ。

 

その結果、テルマは順調に成長していった。

 

ところが、親のもとから離れることになって、精神的にも自立しようとして心が不安定になったらしい。今まで姿を隠していたテルマの能力が再び覚醒してしまった。

 

それを知った両親がテルマをどうしようとするのか、というのがこの作品のひとつの見所だ。

 

そして、テルマはそれを受けてどうしたのか、それがこの作品の核だろう。

 

両親から厳格に育てられ抑圧された生活を送っていたテルマが出した答えはこうだったんだなぁというのが最後になってわかる。

 

最後に、この作品は見せ方がとてもうまいなぁと感じた。そのせいで、私は終始ドキドキしてこの作品を観ていたのだから。

 

ある意味疲れてしまった。

 

 

最後に

 

人にオススメできる作品かと言われるとちょっと自信がないが、私にとっては見応えのある作品だった。

 

この作品の世界観は、邦画や韓国映画とかインド映画ともちがうし、もちろんハリウッド映画ともちがう独特のものだ。

 

それが私の心を打ったのかもしれない。